短縮URLそのものは危険ではありませんが、本当のリンク先が隠れてしまうため、詐欺師に悪用されることがあります。送り主を信頼でき、行き先を確認できる短縮URLなら安全に開けます。クリックする前に、展開ツールやスキャナーでリンク先をプレビューし、最終的なドメインが想定どおりか確かめましょう。
短縮URLは、SMS、SNSの投稿、メール、そしてQRコードの裏側など、あらゆる場所で使われています。このガイドでは、その仕組み、犯罪者に好まれる理由、そして開く前に短縮URLを確認する簡単な方法を解説します。
短縮URLの仕組み
URL短縮サービスは、長いWebアドレスを、ドメインの後に数文字の英数字が続く短いアドレスに変換します。誰かが短縮URLを開くと、短縮サービスのサーバーが元のアドレスを調べ、訪問者をそこへ転送します。この転送をリダイレクトと呼びます。
短縮URLが使われるのは、次のような理由からです。
- SMSや投稿、印刷物にすっきり収まる。
- 追跡用パラメータだらけの長いアドレスより見た目がきれい。
- クリック数を数えられ、何人が開いたか持ち主がわかる。
- 後から編集できる場合がある。動的QRコードはこの仕組みを使っています。
どれも害のあるものではありません。リスクは副作用のひとつ、つまりリンクを読んでも行き先がわからないことから生まれます。
詐欺師が短縮URLを好む理由
短縮URLは行き先を隠すため、フィッシングページを無害なものに見せかけられます。「お荷物をお預かりしています。こちらからご確認ください」というメッセージに短縮URLが続いていても、それが本物の宅配業者につながるのか、カード情報を盗む偽フォームにつながるのか、手がかりはありません。
短縮URLは連鎖させることもでき、リダイレクトの先にさらにリダイレクトを重ねて、最終的な行き先をたどりにくくできます。また短いのでQRコードにも入れやすく、そうなるとアドレスはさらに見えなくなります。
とはいえ、評判の良い短縮サービスは悪用に積極的に対処しています。多くはマルウェアやフィッシングのリストとリンクを照合し、有害なものを削除しています。問題は、できたばかりの詐欺リンクはまだどのリストにも載っていないことがあるため、自分自身の判断が依然として大切だという点です。
短縮URLのリンク先を確認する方法
行き先を知るために、短縮URLをクリックする必要はありません。次の方法を試してみましょう。
- URL展開ツールやプレビューツールを使う。 リダイレクトをたどって、ブラウザでページを開かずに最終的なアドレスを表示してくれます。
- 短縮サービス自体のプレビュー機能を確認する。 短縮サービスによっては、先に進む前に行き先を表示するプレビューや情報ページを用意しています。
- スマホでリンクを長押しする。 多くのスマホでは、リンクを長押しするとアドレス(場合によってはプレビュー)が表示され、完全には開かずに済みます。短縮URLの場合は短いアドレスしか表示されませんが、どの短縮サービスが使われているかは確認できます。
- QRコードはリンクを先に表示するスキャナーで読み取る。 当サイトの オンラインQRスキャナー はブラウザ内でコードを解析し、開くかどうか決める前に行き先を表示します。
- 読み込みページやプレビューページを確認する。 QR-THで作成した短縮URLは、開く前に行き先を表示する読み込みページを訪問者に見せるので、どこへ行くのかがわかります。
最終的なアドレスで確認すること
本当の行き先がわかったら、10秒だけかけて確認しましょう。
- ドメイン名。 最初の単独のスラッシュの直前の部分を見ます。たとえば https://www.example.com/page なら example.com です。そこがページの持ち主です。
- つづり。 偽サイトは、文字の入れ替え、余計な単語、文字の代わりの数字など、小さな変更を使うことがよくあります。
- 見慣れない末尾。 本物の銀行や宅配業者は、通常おなじみの自社ドメインを使います。ブランド名を無理に入れた関係のないドメインは使いません。
- HTTPS。 鍵マークは通信が暗号化されていることを示しますが、詐欺サイトもHTTPSを使えます。本物である証明にはなりません。
- ページが求めるもの。 いきなりログイン、カード番号、ワンタイムコード、アプリのダウンロードを求めるページには十分注意してください。
迷ったら、そのリンクは使わないこと。ブラウザを開いて企業のアドレスを自分で入力するか、公式アプリを使いましょう。
リンクの周りにある危険信号
短縮URLを運んでくるメッセージそのものが、プレビューする前に詐欺だと教えてくれることもよくあります。
- 「今すぐ対応」「アカウント停止」「最終通知」など、急がせる言葉。
- 心当たりのない賞品、返金、荷物。
- 知らない送り主、または知っている名前なのに見慣れない番号やメールアドレス。
- 別のアプリに会話を移すよう求めてくる。
- 銀行がSMSでログインを求めるなど、本来リンクがないはずの場面のリンク。
これらがいくつも重なったら、そのリンクは危険だと考えましょう。同じ手口がQRコードで使われるケースは QRコード詐欺 で解説しています。
信頼される短縮URLの共有のしかた
お店やクリエイターなら、相手に安心してリンクを開いてもらいたいものです。次の習慣が役立ちます。
- 悪用をチェックしている評判の良い短縮サービスを使う。QR-THの URL短縮ツール で作成したリンクは、すべてGoogle Safe Browsingで確認され、毎晩再チェックされます。
- 「新しいメニューはこちら」のように、同じメッセージの中でリンクの目的を伝える。
- 同じ短縮サービスを一貫して使い、お客様があなたのリンクを見分けられるようにする。
- パスワードや支払いを求めるメッセージに短縮URLを入れない。
- できる限り、開く前に訪問者が行き先を確認できるようにする。
FAQ
短縮URLでスマホがウイルスに感染する?
最新の状態のスマホなら、リンクを開いただけで感染することはまれです。ただし、リンク先のページがアプリのダウンロードや情報の入力をさせようとすることがあります。スマホを最新に保ち、メッセージ内のリンクからアプリをインストールしないようにしましょう。
クリックせずに短縮URLのリンク先を確認するには?
URL展開ツールやプレビューツール、または短縮サービスが提供していればそのプレビューページを使いましょう。QRコードなら、開く前に行き先を表示するスキャナーを使います。
大企業の短縮URLなら安全?
信頼できる企業から公式の経路で届いたリンクなら、一般的には問題ありません。ただし詐欺師も短縮URLを作れるので、送り主と最終的なドメインは必ず確認しましょう。
そもそもなぜお店は短縮URLを使うの?
見た目がすっきりし、SMSやQRコードに収まり、クリック数を数えられ、印刷したリンクを変えずに後から更新できる場合もあるからです。
短縮URLは、行き先がわかる限り便利な道具です。怪しいコードはQR-THの オンラインQRスキャナー で確認し、自分でリンクを共有するときは URL短縮ツール で作成して、すべての訪問者が先に行き先を確認できるようにしましょう。